コーヒーが冷めないうちに
この本は心温まる本で一気読みしてしまいました。
簡単に言うと過去に戻れる喫茶店の話です。
でも過去に戻るためには厳しいルールがあって、その一つが「過去に戻っても現実を変えることはできないと」いうこと。
じゃあ意味ないじゃんと最初は思いましたが、読んでいくうちにその世界観にどんどん引き込まれました。
ふつう物語は関係が進展するなど現状が変化して感動を誘う構成になっていますが、この本は現実は一切変わりません。しかし読んでいくと切なさと感動が押し寄せてくるので、すごくいいなと思いました。
僕はお涙頂戴の展開を見ると「くせえな」って思ってしまうタイプですがこの本はただ純粋に楽しめたのでお勧めです。